Hideto IIDA

有無

捨象された立体の影に純粋性を観る。
物は切り詰めるほど記述可能なものとなり、次なる物の経緯を織り成す。二〇ミリ角の立方体を最小単位とした五対五対十をはじめ型を定めて、無垢の木を分節し再統合した。そして異なる樹種においても型を繰り返すことで木それぞれの固有性が露わとなると考える。

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